はみがきを嫌がる子どもと試行錯誤の日々
とにかく歯磨きが嫌いな娘。
暴れまわって逃げ出す娘を捕まえてなんとか磨く、でもすぐに逃げられ…歯磨きに30分以上かかっていました。
なんとか歯磨きをスムーズにしたいと試行錯誤の日々でした。
おかあさんといっしょの歯磨きの歌たをうたってみたり。
虫歯になったらどんなに痛い思いをするか説明してみたり。
はみがきや虫歯がテーマの絵本を読んでみたり。
どれもあんまり効果なし。相変わらず歯磨きが苦手な子どもです。
一応、月1回、歯医者でフッ素塗布をしてもらっています。
歯医者ではじっとして、きちんとあーんできるのです。「これならおうちでの歯磨きも楽でしょうね」と言われますが…いやいやいや…疲れ果てました。
絵本との出会い むしばいっかのおひっこし
子どもに絵本をたくさん読ませたくて、我が家は2週間に1度のペースで図書館へ行きます。
目当ての本を予約しておいたり、本棚から面白そうな絵本を探したり。
娘も自分で読みたい絵本を選んできます。
あるとき、娘が自分で見つけてきた絵本が『むしばいっかのおひっこし』です。
この絵本、着眼点がとってもおもしろいと思いました。
歯磨きや虫歯をテーマにした絵本というと、虫歯になったらどんなに痛くて大変か、虫歯にならないためにはどうすればいいか、など。
大人が読んでも勉強になるような内容のものが多いですが、おとぎの国に生きている2歳児にはちょっと理屈っぽいのかな?
読んでもあまり納得いかない様子で、はみがきをする気にならない…といった様子でした。
むしばいっかのおひっこし の面白いところは、むしばきんの擬人化です。
虫歯菌の一家は"はみがき"のせいで食べ物がなくて困っていました。はみがきの心配が無い家を探しに"むしば ふどうさん"へ。。。
というおはなしです。
絵もおはなしもとっても可愛く、はみがきに翻弄されるむしばきん達の悲劇はクスリと笑っちゃう、ユーモアのある絵本です。
しかし虫歯になって歯医者へ行くといきなり歯を抜かれたり(!!)なかなか震え上がるような描写もあり。
なんとこの絵本を読んだ娘は、自分から進んで歯磨きに挑めるようになりました!!
それでも歯磨きイヤだなぁという日もちょくちょくありますが、そんなときは「むしばいっかさーん!こちらがはみがきしない物件でーす」"むしばふどうさん"の寸劇であわてて歯磨きしに来ます!
むしばいっか様、にしもとやすこ様。すばらしい絵本をありがとうございます。