
「子どもに理科を好きになってほしくて、そろそろ科学の本でも読ませてみようかな?」
「でも、専門的な解説や文字ばかりの本はまだ早いし、難しいかな……」
そんなふうに悩んで、本選びを迷っていませんか?
親としては、子どもが少しでも知識を吸収できるようにと、ついつい「分かりやすくて勉強になる解説本」を先回りして与えたくなってしまいますよね。
でも、本当に子どもの心を動かし、自ら机に向かわせる原動力になるのは、客観的な「知識への興味」だけではありません。
もっとエモーショナルな、「強い憧れ」こそが、子どもの未来を突き動かすのではないかと私は感じています。
我が家の9歳の娘は、今まさにそんな「憧れ」の塊のような1冊の本に夢中になっています。
それが、『潜入!天才科学者の実験室』です。
正直にお伝えすると、中に書かれている科学の研究内容そのものは、9歳の娘にはまだ難しくて完全には理解できていないと思います(笑)。
それでも娘は、ワクワクした目でこの本を開いています。
なぜなら、そこには理科室や実験道具という、子どもにとって「たまらなく格好いい世界」への憧れがぎっしり詰まっているからです。
この記事では、完璧に理解できなくても子どもの心が最高にときめく、この本の魅力と、娘のリアルな反応をご紹介します。
「うちの子、理科室の雰囲気が好きかも」「実験道具になぜか惹かれているみたい」という親御さんは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1. まずは道具への愛着から!理科室が大好きになる『ビーカーくん』シリーズ
「理科室って、なんだか特別な空気感がある」
「あの棚に並んだ実験道具を見るだけで、なんだかワクワクする」
そんな、子どもが一度は抱くドキドキ感を、最高に親しみやすい形で迎えてくれるのが、うえたに夫婦さんの『ビーカーくんと放課後の理科室』をはじめとする「ビーカーくん」シリーズです。
この本は、理科室のフラスコや試験管、アルコールランプ、上皿てんびんといったお馴染みの実験器具たちが、可愛いキャラクターになって動き出す絵本。
「勉強するための解説書」として入ると身構えてしまう子でも、絵本として楽しんでいるうちに、自然と道具の名前や役割が頭に入ってしまいます。
低学年のお子さんや、まだ文字の多い本に慣れていないお子さんなら、まずはこの『ビーカーくん』からスタートするのがおすすめ。道具ひとつひとつに愛着がわき、「理科室=大好きなキャラクターたちがいる場所」という最高の原体験を作ることができます。
2. 憧れをさらに格好よく!『潜入!天才科学者の実験室』で世界観に浸る
ビーカーくんの世界で実験道具にたっぷり親しんだら、次におすすめしたいのが『潜入!天才科学者の実験室』です。
こちらはガラリと雰囲気が変わり、より本格的で、格好いい世界観へとステップアップできる1冊。
歴史に名を残す天才科学者たちが、実際にどんな場所で、どんな道具を使って研究をしていたのかを、緻密で美しいイラストとともに紹介してくれる「実験室の潜入レポート図鑑」のような本です。
ニュートンの部屋、ガリレオの望遠鏡、アインシュタインの書斎……。
一歩足を踏み入れると、そこには見たこともない複雑な装置や怪しげな道具がずらりと並ぶ、どこかミステリアスで、男の子も女の子もシビれるような格好いい世界が広がっています。
ビーカーくんで育った「道具への愛着」が、この本と出会うことで「あの本格的な実験室の空間に入ってみたい!」という、より強い「憧れ」へと進化していきます。
3. 9歳娘が「内容はよく分かってない」のにハマっている理由
正直にお伝えすると、この『潜入!天才科学者の実験室』に書かれている科学の研究内容そのものは、9歳の娘には難しいレベルです。親の私が読んでも「へぇー!」と唸るような専門的な背景も書かれています。
それなのに、娘はなぜハマっているのか、理由はとってもシンプル。
「難しい内容はよく分からんけど、イラストを見てるだけでとにかく楽しい!」から。
娘は、学校の理科室や実験道具に対して、ものすごく強い憧れを持っています。
緻密に描かれた実験室のイラストを隅々まで眺めながら、「あ、この道具かっこいい!」「いつかこんな実験、自分でもやってみたいな……」と、まるでファンタジーの絵本をめくるようなワクワクした目でページを眺めているんです。
もしここで、私が「まだ難しいから、もっと分かりやすい入門書にしなさい」と先回りして制限していたら、娘はこの「憧れの世界」に出会えなかったかもしれません。
子どもの心を突き動かすのは、客観的な「知識への興味」だけではありません。
「格好いい!」「あの世界に入ってみたい!」という純粋な「憧れ」の原体験こそが、のちに子どもが自走して学び始めるための、一番強いエネルギーになるのだと娘の姿から教えられました。
4. まとめ:子どもの「憧れ」は、未来の自走する力になる
子どもに理科を好きになってほしいとき、つい「中身をちゃんと理解できているか」を気にしてしまいがちですよね。
でも、知識なんて後からいくらでもついてきます。
大切なのは、小学生のいま、理科室や実験室という世界に対して「うわぁ、かっこいいな!」「いつか自分も!」という強烈な憧れ。
実験道具たちが一気に愛おしくなる『ビーカーくんと放課後の理科室』
完璧に分からなくても、絵本感覚でイラストの空間に浸れる『潜入!天才科学者の実験室』
これらが本棚に並んでいると、子どもの中でのシナジーがすごいです。「科学者の本に出てきたあの道具、ビーカーくんの仲間だ!」と繋がったり、学校の理科の授業で本物のビーカーを見た瞬間に「あ!ビーカーくんだ!」と目が輝いたり。
お子さんのなかに眠る未来の好奇心をパッと燃え上がらせてくれる、最高の絵本。
ぜひ本棚に、そっと並べてみてくださいね。
ご紹介した本はこちら👇
【ビーカーくんと放課後の理科室】
【潜入!天才科学者の実験室】
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